1番最初に一人暮らしとかで寝具を買うときに、ベッド周辺アイテムは「ベッドフレーム」「マットレス」「敷パッド」「シーツ」「毛布」「掛け布団」「掛布団カバー」「枕」「枕カバー」など「多すぎ!」と思いませんか?
しかも毎日の疲れをとるために、と思っていいものをそろえると10万円を軽く超えてきます。
だからこそ、節約を意識して「ベッドマット」「シーツ」「掛布団」「掛布団カバー」「枕」くらいに品数を押さえたくなりますよね。
けど、ここで注意が必要です。
ベッドマットの上に敷布団や敷パッドを敷かずに寝てしまう場合、色々と不都合があるからです。
今回は、「マットレスにそのまま寝るのがなぜダメか」そして、それでも節約のためにマットレスに寝たい方のために、「そのまま寝れるマットレス・おすすめ品」を紹介します。
なるべく管理の手間がかからないものを選んだので、マットレス代、敷布団代を節約したい方はぜひ、参考にしてくださいね。
マットレスにそのまま寝るのはなぜダメか?
「洋室にマットレスを直置きするなら●●して!」の記事でも詳しく書きましたが、マットレスを直置きしてそのまま寝ると、色々と不都合が起こります。
1:吸水性が悪い(むれる)
マットレスはそもそも、「床の硬さを伝えない弾力」や「体を支える」「下からの冷気を伝えない」などの理由から使います。そのため、弾力性や耐久性はよくても、吸水性は伴っていません。
一方で、健康な大人は一晩でコップ1杯ぶんくらいの寝汗をかくといわれています。
つまり…マットレスにそのまま寝ると、コップ1杯分の汗が吸水性の悪いマットレスの上部にたまってしまい、湿気やカビの原因となってしまいます。
そのため、人とマットレスの間には吸水性のいい「敷布団」か「敷パッド」が必要となるのです。
2:マットレスが汚れる
一晩寝ると、マットレスの上には人間のふけや皮脂などの汚れが付着します。
「マットレスの粉は体に悪い?」の記事でも書きましたが、週に1度くらいはマットレス専用の掃除機やコロコロをかけた方がいいくらい、毎晩の汚れの蓄積はバカにできません。
マットレスにそのまま寝ると、マットレスに直接汚れがたまります。しかし、敷パッドなら洗濯機で回せますが、マットレスの洗濯はものすごく大変です。
マメにお手入れして衛生度を保つために、マットレスにそのまま寝るのはやめて、敷パッドを敷く方が推奨されます。
3:劣化しやすくなる
上に書いてきた通り、マットレスにそのまま寝ると、汗によってカビや湿気に繋がり、更に汚れの蓄積が毎日あります。結果、マットレスにそのまま寝ると、劣化が早くなります。
マットレスは多くの寝具の中でも一番高い商品なので、劣化が早いとコスパが悪いです。そのため、できればマットレスにそのまま寝ずに、上に敷パッドとシーツを敷いて寝ることをお勧めします。
けど、どうしてもマットレスの上にそのまま寝たいという方のために、以下に「そのまま寝れるマットレス」も集めてみました。
お気持ちよくわかります(笑)なんか…いくつも寝具の管理したくないですもんね(笑)
そのまま寝れるマットレス【5つの選ぶポイント】
そのまま寝れるマットレスを選ぶポイントは5つあります。
1:厚みは?
子ども…8㎝~、大人…10㎝ほどの厚みがあるといい
そのまま寝れるマットレスを選ぶなら、厚みはすごく気にしましょう。
マットレスは「床の硬さを伝えないため」や「体を支える」「下からの冷気を伝えない」などの理由から使います。なので、マットレスでそのまま寝るのなら、厚みは必要です。
- 敷布団などと重ねて使う場合…厚み5㎝
- マットレスだけで使う場合…10㎝
↑このくらいの厚みが目安となります(寝具スタッフさんに聞きました。)子どもなら8㎝くらいの厚みでもいいけど、大人は10㎝くらいの厚みがあった方がいいです。
厚みがあった方が、壁に立てかけて通気性を良くするのも楽ですしね。
2:収納性は?折り畳みの方がいい?
折り目があった方が手入れしやすく収納性も優れている。そのまま寝るなら「3つ折り」が一番いい。
折りたたみのマットレスは、2つ折り、3つ折り、4つ折りなど折り目がついているものがあります。普通に敷パッドとセットで使う場合は、折り目はついていない方がいいですが、そのまま寝るマットレスならば、折り目があった方が手入れがしやすいし収納性も優れています。
ただし、「折れ目=弾力性が劣る」ため、折り目のあるマットレスの寝心地は、折り目のないマットレスの寝心地に比べると劣ることは覚悟しておきましょう。
なので、収納性を優先して折り目のあるマットレスを選ぶのであれば、腰をしっかりと支えられる三つ折りのマットレスがおすすめです。
3:素材は?
通気性のいいファイバーがおすすめです。が、ファイバーは高いので、高反発のウレタンも人気です。
高反発のマットレスの素材には「ウレタン」と「ファイバー」に別れます。両方使ったことがありますが、個人的には通気性のいいファイバーが圧倒的におすすめです。
- ウレタン…軽くて安価だが、通気性が悪く、ファイバーに比べると劣化が早い。
- ファイバー…重いものが多いが耐久性が高く、通気性が良くて水洗いができるので、衛生度も高い。劣化も遅く長持ちするのでコスパが良い
4:硬さは?低反発?高反発?
そのまま寝れるマットレスなら「高反発」がおすすめです。
そのまま寝れるマットレスを買うときは、「高反発」の硬めのマットレスをおすすめします。そのまま床置きして寝るのであれば、柔らかいマットレスだと体が沈み込んで「床についてしまう」危険があるので、高反発を選びましょう。
高反発のマットレスならば、弾力があるため体が沈み込むこともなく、寝返りを打ちやすく、腰を痛めにくいと言われています。
ものによるし、感じ方には個人差がありますが。
5:中身を入れ替えられる
マットレスは、半年に1度くらい中身を入れ替えられるといい
そのまま寝れるかどうかに関わらず、マットレスの中身が入れ替えられるタイプのものがおすすめです。腰がのる真ん中のパーツが一番へたれやすいので、中身のブロックを足側と入れ替えて、上下もひっくり返せるといいです。単純に6面を順番に劣化させることで、全体的な劣化を遅らせるということです。「エアウィーブのアフターケア」の記事でも書いた通り、半年に1度くらいの入れ替えが望ましいです。
通気性は?
日々のケア(布団干しなど)をマメにすることで、通気性はそれほど気にしなくてよいが、いいに越したことはない。
そのまま寝るマットレスは、湿気がこもりカビやすいため、通気性は必要です。しかし、通気性の良いマットレスだとしても、マットレスを床置きしてそのまま寝るのであれば、日々の布団干しも必須だと考えてくださいね。
逆に言えば、マットレスの日々のお手入れさえしっかりとしていれば、通気性の良さよりも弾力や耐久性・厚みや管理のしやすさを優先して選ぶといいです。
上に書いた3つ折りのマットレスだと、割れ目がある分多少、通気性はよくなっていますし、日々ベランダで干すときなどの持ち運びも便利ですよ。
そのまま寝れるマットレス・おすすめ【3点】
「10㎝以上の厚み」で「三つ折り」で「ファイバーもしくは高反発ウレタン」で「中身の入れ替えができる」という条件を全て備えた、そのまま寝れるマットレスを探してみました。
上の二つは価格が高いので、3つ目にちょっと精度は落ちるけど、8000円台の商品を加えてみました。
1位:エアウィーブ3つ折りZ01【74,800円~】
厚み | 9cm |
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折りたたみは? | 3つ折り |
中材の取り外し | できる |
耐久性 | 高い |
反発力(硬さ) | 高反発 |
価格 | シングル:74,800円 セミダブル:91,300円 ダブル:107,800円 |
保証 | 3年 30日間返金保証等あり(公式オンラインショップ限定) |
購入 | 公式、楽天、Amazon |
今回の「そのまま寝れるマットレス」の条件を全て備えたのはエアウィーブのみです。Z01シリーズが、通気性もよく、立てかけるだけで衛生度を保てるため、管理の手間もいりません。
おまけにエアウィーブの公式サイトで買うと30日間返金保証がつくため、お得です。エアウィーブは高いことがたまに傷ですが、たまにキャンペーンでお安い時期があるので、狙ってみてくださいね。
2位:マニフレックス メッシュウィング【45,650円】
厚み | 11cm |
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折りたたみは? | 3つ折り |
中材の取り外し | できる |
耐久性 | 高い(31D) |
反発力 | 高反発(170N) |
価格 | シングル:45,650円 セミダブル:54,780円 ダブル:66,000円 |
購入 | 楽天、Amazon |
エアウィーブよりもかなり安めのマニフレックスのマットレスは、中身が高反発のウレタンで耐久性がとても高い仕様です。中の入れ替えもできるので、その分マットレスの劣化を遅らせることも可能です。通気性がものすごく高いため、湿気が飛びやすく衛生度も高いのが特徴。
3位:LOWYA「マットレス 高反発 洗えるカバー付」8,990円
厚み | 10cm |
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折りたたみは? | 3つ折り |
中材の取り外し | できる |
耐久性 | 高い |
反発力(硬さ) | 高反発(206N) |
価格 | シングル:8,290円 セミダブル:9,290円 クイーン:12,990円 |
購入 | 楽天、Amazon |
「エアウィーブもマニフレックスも高いよ!( ;∀;)」という方向けに、安くてそのまま寝れるマットレスを探してみました。インテリア専門店のLOWYAでは、三つ折りできる耐久性の高いマットレスがあります。しかもお値段8,000円台と破格なので、節約したい方におすすめです。ウレタンの制度がマニフレックスと比べると劣りますが、半年に一度くらい、中身を入れ替えることで1年半は弾力ある状態を保てるでしょう。
4位:ニトリ「そのまま寝れる」マットレス 8,590円
厚み | 10cm |
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折りたたみは? | 3つ折り |
中材の取り外し | できる |
耐久性 | 高い |
反発力(硬さ) | 高反発(150N) |
価格 | シングル:8,590円 セミダブル:10,900円 クイーン:11,900円 |
購入 | 楽天 |
更にもっとお安いニトリのマットレスがこちらです。他の商品に比べると硬さが劣りますが、さすがニトリ…価格はめっちゃリーズナブルです!中の入れ替えもできるので、1年半~2年くらいはしっかりと体を支えてくれそう。今回紹介したマットレスで唯一「そのまま寝れるマットレス」として作られた商品なので、お手軽に済ませたい方はこれ一択ですね。
マットレスにそのまま寝るならば…
節約したい方や、ズボラな方はマットレスにそのまま寝ちゃいたいと思いますよね。今回の記事ではそのまま寝れるマットレス選びを中心にお答えしてきましたが、そもそもマットレスは湿気がたまりやすく劣化しやすいため、本当のところはそのまま寝るのはおすすめできません。
でもどうしても!と言う方は、せめてマットレスの劣化を防ぐために、スノコ一枚敷いてほしいところです。
普通の↑こんな感じのすのこベッドでも通気性はいいと思いますが、どうせすのこならば、もっと管理の手間がらくちんな「エアージョブマックスのすのこマット」がおすすめです。
これ、我が家の来客時に愛用しているんですが、こんな感じ。素材がウレタンなので、軽いし干すのも簡単。折り畳みができるので収納も簡単です。もちろんしきっぱでも通気性は抜群。マットレスの通気性を良くする最高のすのこ仕様のマットなんです。
これの上にマットレスを乗せて、その上に「そのまま寝れるマットレス」を乗せるだけで、床についてしまう問題が解決します。通気性も良くなります。もっと幅広いマットレスを選ぶことができるということです。
>>「エアージョブマックスのすのこマット」はこちら
その他にも、マットレスにそのまま寝たとしても、ちょっとの工夫で快適に過ごす方法を以下の記事にまとめたので、参考にしてください。
そのまま寝れる!マットレスの選び方&ニトリ他、おすすめ4選
敷パッドとかベッドとか買わずに、マットレスにそのまま寝たい人のために記事にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。以下に簡単に内容をまとめますね。
- 吸水性が悪い
- 汚れる
- 劣化しやすい
- 10㎝以上の厚み
- 三つ折り
- ファイバーもしくは高反発ウレタン
- 中身の入れ替えができる
- 1位:エアウィーブ3つ折りZ01【74,800円~】…公式、楽天、Amazon
- 2位:マニフレックス メッシュウィング【45,650円】…楽天、Amazon
- 3位:LOWYA「マットレス 高反発 洗えるカバー付」8,990円…楽天、Amazon
- 4位:ニトリ「そのまま寝れる」マットレス 8,590円…楽天
また、安価で快適な睡眠法を紹介いたしますね。最後まで読んでくれてありがとうございました。